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過去落選2作品

今月は入選作品がなかったため、過去の落選作で比較的出来栄えが良いと思える作品を2つご紹介したいと思います。
まずは白鳥座の惑星状星雲NGC7008。美しい色彩に魅かれて狙ってみました。以下に応募画像を添付します。

L_10_11_7_b-rgb星ナビ201907

星雲の色彩については満足していますが、恒星色が不自然なのと恒星形状が少し歪んでいるのが敗因かもしれません。
2019年5月23日23時43分13秒~ 他1夜(5/24)。
μ180C+μフラットナー/レデューサー+ZWO ASI290MMにてL(IDAS LPS-D1)RGB撮影し、良像80%をスタック。
総露出時間:4時間57分20秒 (10秒×1784フレーム)。

次はアンドロメダ座NGC891銀河です。エッジオン銀河の代表格で、暗黒帯が印象的な銀河です。この手の銀河は光害地でも比較的良く写ってくれそうなので、撮影対象としました。以下に応募画像を添付します。

L_6-lrgb_3_14_b-rgb_20星ナビ201911

暗黒帯領域の構造描写については満足していますが、銀河周辺の淡い拡がりが荒れ気味なのと、明るい恒星の色がサチュレートしており、暗い恒星との大きさが違いすぎるところが敗因かもしれません。
2019年9月7日0時01分11秒~ 他4夜(9/8、9/9、9/10、9/11)。
μ180C+μフラットナー/レデューサー+ZWO ASI183MM Pro 設定温度-10℃にてL(IDAS LPS-D1)RGB撮影し、良像80%をスタック。
総露出時間:12時間13分00秒 (10秒×4398フレーム)。

2作品とも恒星の描写に難がありそうです。光害の影響で背景光の中に微恒星が埋もれてしまうため、背景レベルを落としてコントラストやスターエンハンスを上げ過ぎる嫌いがあります。この辺り、何か良い解決策がないか模索中です。
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コメント

No title

こんにちは
どちらもきれいな色合いですね。こんなのでも落ちちゃうんですね。
背景はおっしゃる通りちょっと暗いかなと感じます。

その昔岡野さんが、デジタルはバックを真っ黒にできるが銀塩のように少し背景が真っ暗でない方が自然に見える、といった意味合いのことを述べられていたように思います。

恒星の大きさは、ステライメージのスターシャープという手もありますが、どうしてもひし形になってしまうので私はあまり強くはかけておりません。
画像処理にあまり頼らずとにかく大量に撮って少しでもボケた画像は全部捨てる、という原始的方法でやっているのですが、なんかもったいなくてもう少しいい方法があればなぁと思っています。
恒星の色については、Gainを少しだけ抑え気味にして(露出時間に応じて300~400、中心星が明るい場合は300未満)、色を出したい星が撮影時に飽和しないようにし、ステライメージのデジタル現像(星雲も少し暗くなるので加減がなかなか難しいですね・・・)で恒星が明るすぎないように調整しています。

もし少しでも参考になれば幸いです

Re: No title

>YAMASHITAさん

いつもコメントをいただき、ありがとうございます。
そして、天文誌W入選おめでとうございます。
池田の方も豊中と同様、かなりの光害があると思いますが、
その影響を感じさせない見事な仕上がりですね。
背景レベルに関しては、過去の入選作品で、
このくらいのレベルにしているので、あまり気にしていませんでしたが、
確かに、少し不自然かもしれません。
ただ、背景レベルを上げていくと粗が目立ってくるので、
その調整がうまくできると良いのですが。
恒星色の飽和に関しては、ご教授いただいた方法でやってみようと思います。

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