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ペガスス座NGC7479銀河

早いもので、惑星状星雲を撮り始めてから2回目の秋が訪れました。メジャーな星雲は昨年ほぼ撮りつくしましたので、この秋は銀河をメインに狙ってみることにしました。とはいっても、この光害地では、輝度がそこそこあり淡い拡がりがなく輪郭がはっきりしていることが撮影条件になり、このような条件を満たす銀河は数えるほどしかありません。その中で今回は、S字状の特徴的な腕を有するペガスス座の棒渦巻銀河NGC7479をターゲットとしました。この銀河は腕の輪郭がはっきりとしており、淡い拡がりがないため、ラッキーイメージングの手法が効くのではないかと期待して12時間超の撮影に臨みました。その結果、予想通りのディテールが描写されました。この写真を天文ガイド2020年1月号に応募したところ、入選しました。以下に掲載画像と元画像を添付します。

img118_1.jpg

img119_1.jpg

L_16-lrgb_10_4_b-rgb_4_1天ガ201910

L_16-lrgb_10_4_b-rgb_4_2天ガ201910
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コメント

No title

入選おめでとうございます!銀河の場合、モノクロカメラが効果的ですよねー。
背景光があがる前に露出を切るラッキーイメージングは光害地撮影で効果が大きいと思います。

秋の明るい銀河としては、NGC7814の他、NGC488あたりはどうでしょうか?どちらも高解像が求められる被写体なので、ラッキーイメージング向きかなと。

Re: No title

> UTOさん こんにちは

いつもコメントありがとうございます。
惑星状星雲よりも表面輝度が低い銀河に対しては、本当はもう少し露光したいところですが、
おっしゃる通り背景がカブってきますので、10秒に抑えざるを得ません。
ただ、逆に10秒に抑えることで高解像が得られているとも言えそうです。
ご紹介いただいたNGC488は細い腕がタイトに巻付いた美しい銀河ですね。
この腕が解像できるか、来シーズントライしてみたいと思います。
(今月天ガにM74で入選されていた方はラッキーイメージングではなく、
数分の露光で大阪市内から素晴らしい写真を撮っておられます。かなり
ゲインを落としておられるのか、どのような工夫をされているのか
非常に興味があります。)

こんにちは。
改めて入選おめでとうございます^ - ^
光害地から銀河を撮る、素晴らしいコンセプトだと思います。
私も色々試みたいと考えておりますので、ラッキーイメージング手法、また教えて下さい!

Re: タイトルなし

> タカsiさん こんにちは

いつもコメントをいただき、ありがとうございます。
銀河で3回目の入選となりました。
これまで14の銀河を撮りましたが、満足のいく結果が得られたのは僅かです。
難易度は惑星状よりかなり高いですが、その分うまく撮れた時の喜びは大きいです。
光害地での撮影のポイントは、銀河の選別と露光時間の決め方だと思います。
銀河の選別については、Webで公開されている写真やデータを参考にしていますが、
過去に撮影された諸先輩方のご意見を聞くことも大事だと感じています。
Webで公開されている美しい写真は空の暗いところで大口径の望遠鏡を使ったものが多く、
このような仕上がりを期待して撮影すると痛い目に会います(実際、何度も会っています)。
露光時間は、淡い拡がりがないものについては10時間以上、淡い部分の広がりが
あるものについては選外とすることが多いですが、これを撮る場合は20時間以上
必要ですね。

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